一寸先は光なり

不動産全般・住宅ローンに不安のある方へ

独居男性の税金滞納

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女房に先立たれた喪失感

長年連れ添い、長年暮らしてきた我が家に

どちらかがいない。20代~30代で結婚をし、

子育てに負われ、その子育ても終わり、

子供達も羽ばたいていった我が家に

女房が今はいない。

 

男性独居老人

年齢的なものもあるかもしれません。

しかし、60代くらいから男性も「仕事で気を紛らす」

ということが不可能になってくるせいか?

又は、現役を終えると「外部との接触が著しく減少する」

せいなのか?

「仕事一筋」で趣味らしい趣味が無いせいなのか?

 

女房を亡くし子供や孫が遊びにきても手料理などで

もてなすこともできず

男性老人だけの家に子供も孫も徐々に寄りつかなく

なるせいなのか?

 

はっきりとは解りませんが、

男性が女房に先立たれると「この人が?」と思うほど

元気・気力・活力を失う方がいます。

 

先日も「内田裕也さん」が樹木希林さんの後を

追うように他界されましたが、内田裕也さんみたいな方も

「この人が?」と思うような人の一人ではないでしょうか?

 

生活が一変する

独居生活を強いられるようになった男性が

定年間近(55歳前後)でありながら

連れ添いを失った喪失感により会社を辞めてしまう。

こういった例は決して珍しくありません。

 

会社を辞めてしまうと、男性の場合

近所の方とコミニケーションを取ることも

少なく、尚更喪失感が増します。

 

一気に、その生活も一変し、健康も資産にも失いがちになり         「荒れた生活」に変化することも、、

公共料金などは「自動引落し」になっているかも

しれませんが、郵便物で送られてくる物に

目を通すこともなくなります。開封しなくなります。

 

その中には「税金面の支払用紙」「税金面の督促状」

「各種残高不足通知」

等もありますが、開封しなくなってしまいます。

お金があるとか、無いとかの話ではありません。

開封しないので、、、、

 

荒れた生活の後に

年金がすでに受給されていればよいのですが

年金がまだまだ受給されていない歳で

何年かこういう生活を送ると少々の

貯金額では底をつきます。

 

住宅ローンの有無によっても変わりますが

2~3年で1千万円くらいの預貯金は

使いきります。

預金が無くなれば、尚更開き直ってしまう方もいます。

 

こういった状況下の中で何年か滞納した「税金面」

の支払いが重くのしかかる場合があります。

 

住宅ローンが完済している場合

市町村によりバラツキはあり一概には言えませんが

一年半前後、税金面の支払いを行わないと公債権者の対応は

徐々に厳しさを増します。

 

また二年間前後、税金の滞納が続くと「差押え」の

可能性が高まります。

(差押えと公売はちがいます)

 

公売は役所等が行う競売のようなものですが

差押えは解除されない限り、不動産・口座・動産等

勝手には処分することはできません

一般的には口座凍結・給料の差押えを最初に行ってきます。

 

税金の滞納・回収は近年、非常に厳しいものとなっています。

肝心なことですが、「滞納した税金を一括」で払う必要は

ありません。

 

大事なことは「分割で支払う」という意思を

役所の担当者に明確に伝えることです。

この金額はたとえ千円であっても

払わずに「無視」しているよりは

全く違うものになります。

 

住宅ローンの返済がすでに終わっている場合

役所にとっては通常、第一抵当権者である

金融機関の抵当権が抹消されています。

公債権者からすれば、公売を行い回収

しやすい物件・不動産であることは

間違いありません。

 

また、「税金滞納額が少額だから」という

理由から公債権者が公売にかけないという

ことは決してありません

 

現実に起こること

年金受給者にとって年金は生活の全てであります。

しかし、近年ではこの年金にまで「差押え」は入ります。

また、上記に示したように「分割支払交渉を役所と交渉済」

であっても、差押えを行われる場合があります。

 

差押禁止範囲変更申請

「差押禁止範囲変更申請」という制度をご存じでしょうか?

先ほども触れましたが、年金受給者にとって年金はまさに

生活の要。

このお金を差押えされたら、まさに死活問題であり生活を

維持出来ない方もいると思います。

 

この制度を裁判所に申請して受理されますと

その後、預金口座の差押えは不可能になる

制度です。

*該当要件

・預金口座が年金専用受給口座であること

・年金や預金を差押えられと生活維持が困難であることを

 証明できる場合

 

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子供はいくつになっても子供

「最近うちの親父、またはお袋、急に丸くなったな」

と感じる50代前後のご子息もいると思います。

高齢者になるとやはり頼りになるのは自分の子供でしょう。

 まだ現役世代の若い方で、

「お袋が亡くなって親父一人で暮らしている」

「親父が亡くなってお袋一人で暮らしている」

 

身内にこういった家族がいる場合には

是非「声をなるべく多くかけて気にかけてあげて

欲しいと思います。」

困っていれば、困る程、発信能力を失うのも

独居老人です。

親が遠く離れた田舎にいる場合もあるでしょうが、

近年では、テレビ電話もあります。

 

今日は税金の話になりましたが

近年、高齢者を狙った「詐欺」も

頻繁に聞きます。

 

私の友人(東京在住)の父親は熊本に住んでいましたが

やはり独居老人になり、知らぬ間に「ボケ」が進み

ネット通販で同じ商品を2000個

も購入していました。

まだ60代でしたが、、、

 

 

 

 

離婚条件を夫婦間で話合う難しさ

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今年激増?

 

今年に入ってから、圧倒的に多い相談内容が

「離婚と住宅ローン問題」

おそらく相談件数の7割近いと思います。

たまたまだとは思いますが、、、

男女比率で言えば、男性3割・女性7割。

 

離婚時、大体住宅ローンでどの夫婦も問題になるのが

1 マイホームをどうするか?

2 売却しない場合、誰がローンを払うのか?

3 売却した場合、住宅ローン残債務を誰が払うのか?

4 子供の養育費用の額はいくらなのか?

5 売却しないで妻が子供と家に住んだ場合、

  誰が住宅ローンを払い、養育費はどうなるのか? 

 

大まかには大体この5点だと思います。

財産分与や慰謝料などを分割できる夫婦は実際には

わずかな夫婦だけで、熟年離婚以外には望めない可能性の方が

高いのが現状だと思います。

 

住宅ローンの相談に来る人のタイプ

あくまでも私感ですが(全て住宅ローンの問題を抱えながら)

男性の場合

・不貞を行っていない人

・離婚に関して責められるような覚えのない人

・金銭的には堅いタイプで、納得して約束した金銭は妻に払う意思がある人

・総じて全体的には真面目で子煩悩

 

女性の場合

・離婚の意思が岩より固い人

・離婚条件に納得がいかない人

・夫がワンマンで離婚条件の話合いにならない人

・連帯債務者・連帯保証人のことで悩んでいる人

・生活の見通しに不安のある人

 

等々、女性の場合は子供を抱える事情や収入面の問題からも

離婚時の悩みや不安も多岐にわたります。

 

離婚条件の話合いが進まないタイプ

男性編

実は内弁慶ではあるが妻と子供だけには

めっぽう強いワンマン親父

 

「俺がお前達を食わせてやってきた」という

信念の強い人。(実際にそうなのかもしれませんが)

40代中頃過ぎから多く見られるタイプ。

 

何故厄介か?外部の意見を聞くとか

聞かないではなく、

そもそも、話合い条件を聞く気持ち

が全くない。

 

但し相手が弁護士なら、別でしょうから

無駄な金がかかりますが、早期に相談した方が良いかも?

夫婦間で話し合っても、まず100%話は進まないでしょう。

 

女性編

かなりの証拠がありながら、不貞を認めずに

権利のみを主張する人。又は親の介入が著しい人。

窮地になると泣きますから、、、、

お手上げです

 

意外と疑われています、、奥様。

離婚の理由は非常に多岐に渡ると思います。

30年前なら男性の浮気?本気?。

が一番かな?またはギャンブルによる浪費。

 

近年、著しく減ったのが、このギャンブルが理由での

離婚のような気もしますが、、、、

 

 

冒頭で私感を述べましたが、男性相談者の方は

比較的堅実であり、話をしていても誠実な方が多い。

(王様、間違えました。奥様に言わせれば外面がいいだけ)

 

こういった男性相談者の中に、金銭的余裕が

ないわけではないのに、離婚条件には

かたくなにまで妻の要求を拒否する男性がいます。

非常にわずかなお金でも、、、

 

よくよく話を聞くと、「離婚を切出したのは妻の方で

妻には男がいる。または前にはいた。」

 

こういった意見が思いの外、多いのは事実です。

男性側からすれば、「そんな勝手ことをして離婚

するのだから、金なんて一銭も渡したくない」

 

又は「最低限の子供の養育費用以外は絶対に渡さない」

 

気持ちは非常に解る気がします。

立証できなくても、なんとなくそういう勘、

思いあたることがあるのかもしれません。

(この理由を聞き、受け止めることは非常に大事

だと強く思います)

 

勿論、ご主人が妻を問いただしても、

「浮気はしましたよ」

と回答される女性も少ない、、、、。

 

住宅ローンは待ってくれない

 

どうしても、慰謝料や養育費用の折合いがつかないと

離婚裁判へと向かうご夫婦もいるはずです。

 

協議離婚・調停離婚で折合いがつかない時

離婚裁判へと向かうわけですが、問題は

裁判期間とその費用。

 

裁判期間の平均は18ヶ月・費用は100万以上。

 

妻に収入があれば良いのですが、、、

妻と子供がマイホームに残り、ご主人が出て行く。

こういうパターンが多く、この場合に

「住宅ローンの支払いと養育費用」

の金銭面の折合いがつかず、裁判へと向かうわけですが、、

 

妻にある程度しっかりした収入があれば良いのですが、

無い場合は、住宅ローンと子供を育てていくことが

ほぼ不可能。

しかし、最初から破綻が解るような

夫の養育費用等の提示額をよくみかけます。

 

先日も妻はパートで月15万円前後の収入。

お子さんは高校2年生と大学2年生。

毎月住宅ローン 11万円

夫の提示額  月5万円

 

こういった内容でしたが、現在大学に通う子供と

これから進学を迎える子供をがいる家庭で

やっていける養育費用ではありません。

 

いずれというよりは、来月から破綻することは

この夫にも解っているとは思いますが、、、

 

残念ながら住宅ローンの支払いは待ったなしです。

こういうケースでは、「離婚裁判」など悠長な時間も

実際にはありません。

 

現実的には、ご主人が生活費用を多く払い、

妻もその間に収入がアップできる仕事を探す

以外ないのですが、、

 

それでも、、夫との条件が変わらない場合

残念ながら売却する以外に道はありません。

又は、競売をゆっくり待つか?

 

奥さんが連帯保証人などになっていて

それを楯に払わない夫もたまにみかけますが

無い袖は振れませんので、迎える結果は同じことです。

 

近年、中古住宅の売れ行き状況はあまり芳しくはないと思います。

売却に出しても、売却できるまでに、半年、一年、一年半と

かかることも多々あります。

 

マイホームを維持したい気持ちが少しでもあるならば

お互いに妥協点を話合いにより見つけることが

大事なことは言うまでもありません。

 

連帯保証人・連帯債務者の場合、

戸籍上は離婚が成立していても、

住宅ローンでの関係は

完済するまで夫婦であります。

 

ps: 因みに、妻の離婚理由の1つに、「若い頃から

  セックスレスだった」という話も意外とよく聞きます。

  若い頃なので、ご主人としても、取り返しは

  つきませんが、、、

ps2:

離婚条件がはなから、折り合いのつく気がしない夫・妻の

場合、根拠の無い数字・条件をいたずらに提示することなく

専門家に当初から相談した方が早いと思います。

 

ポイントは2人一緒に相談に行くこと。

どちらかが先に相談に行った相談相手には

行かなかった夫・妻が相談相手に対して

嫌悪感・信頼感・疎外感等が混じり

失敗にまず終わります。例え弁護士でも。

専門家に早期に相談することで、

金額的最低基準の目線はでき、その後の話合いにも

その目線金額は生きます。

 

また、連帯債務・連帯保証人という夫婦間の場合

互いに尊重なき話合いは、一見どちらかが

一瞬、優位に条件を押し通しても、その代償

は必ず身にかかると思います。人生、金銭だけではなく

その様を子供も見ているので、、、

*養育費用に時効消滅はありません。(但し離婚前・離婚後の条件詳細あり)

*慰謝料 離婚時より3年時効(起算点は他にもあり)

*財産分与 離婚時より2年時効

 

請求・承認により時効停止可能。

例:公租公課(税金)を滞納すると、公債権者(役所等より)

督促状・催促状が送達されます。この行為が時効停止です。

内容証明郵便により相手方に請求を行うことで時効停止。

 

 

 

住宅ローン・リスケジュールの現実

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リスケジュール

毎月、毎月の住宅ローンの返済が何らかの理由によりできない、

又は非常に苦しい。

非常に返済期間の長い住宅ローンではいつ誰におこっても

不思議ではない話です。

 

突然のリストラ、病気、転職失敗、起業失敗、介護離職、突発的負債、

と理由も人それぞれです。

 

理由は様々ですが、どんな理由があっても住宅ローン

の返済を金融機関が待ってくれるわけではありません。

 

しかし、金融機関としてもそのまま返済不能になり、

残債回収ができなくなるよりも、返済条件を見直して苦しい期間を乗り切り、

また通常の返済を行えるように一定期間返済条件を緩和する措置を

リスケジュールと呼びます。

 

 

金融機関にもよりますが、リスケジュールでは元金の

返済額を減らしたり、(金利だけ払ったり)、
返済期間の延長を計り
月の返済額を減らす措置が行われます。
:たとえば金利だけを払い元本を猶予してもらう場合
 その期間としては1年前後が多い
:期間延長の場合、当初何年払いの返済か?にも
 よります.概ね10年前後

 

リスケジュールを行う上で大事な点

金融機関に相談に行く時期

金融機関がすべてがリスケジュールを

認めるわけではありません。

しかし、認められやすい条件として欠かせないないのが

リスケジュールを金融機関に相談に行く時期です。

 

 この時期は圧倒的に住宅ローン返済に滞納が生じる前に

金融機関に相談に行った方が有利です。
(滞納しても督促状等が来ないうちに)

 

また、金融機関もリスケジュールの相談を受理した後、

本人審査やリスケジュール契約等準備に三週間前後時間を

要しますので、自分がリスケジュールとしての支払いを始めたい

時期の約三週間~一ヶ月前には相談に行くと良いです。

 

滞納後でもリスケジュールは絶対無理というわけではありません。

個人的な意見では遅くとも滞納一ヶ月以内に相談に行くこと。

この期間を超えると非常に難しい相談になります。

 

安定した収入があるか?否か?

金融機関がリスケジュールを認めるのに欠かせないのが

本人の安定した返済能力です。

返済条件の緩和後に、ふたたび通常の返済を行うための

特別措置ですのでその能力が非常に大事な判断能力になります。

 

また特に個人事業主の方に多い例ではありますが

「これは突発的であり一定期間だけの返済能力の低下」

と金融機関が判断できるような相談であれば

リスケジュールは行いやすいと思います。

 

リスケジュールで大事な点

*やる気をみせる(返済する意思)
*滞納前が絶対に有利
*返済が苦しい明らかな理由を用意する 

リスケジュール金融機関交渉条件

リスケジュールには明確なルールはありません。期間中の変更条件は

あくまでも本人と金融機関との話合いになります。

 

毎月の住宅ローン返済はせめてリスケジュール期間中だけでも

安く・低くしてもらいたいとは誰でも思うとは思いますが、

一体どういう基準で金融機関と交渉したら良いのか?

と思う人もいると思います。

 

この回答は非常に難しいのですが(個人差が非常にあるので)

金融機関と約束する返済額を間違いなく遅れずに払える額で

一番高い額。だと思います。

 

理由はリスケジュールで決まった返済額は絶対に遅れずに

返済しなければなりません。

(リスケジュールを行った際に債務区分評価が落ちます。)

 

しかし、リスケジュールと言っても、

一定期間の猶予であり総返済額が減るわけでありません。

支払いを先延ばしているだけなので、可能な限り返済にお金を

回した方が良いと思います。

 

*債務者区分(金融機関の六段階顧客評価区分)

1 正常先

2 要注意先

3 要管理先

4 破綻懸念先

5 実質破綻先

6 破綻先

*一般的に正常先以外は新たな借入れ・組替え・借換えは

不可ですが、通常の返済に戻れば正常先に戻ると言われています。

俗に言うブラックリストとは全く違います)

 

リスケジュール交渉時金融機関からよくある打診

リスケジュールを打診して後、金融機関がリスケジュールを

呑む条件に金利引上げがあります。 

 

リスケジュールを行って損な人

リスケジュールはあくまでも「その場しのぎです」。

そしてその期間も短い。

返済期間が「あと一年」ならばどうにかその場も

しのげるかもしれませんが、、

 

現実的な話をすると、金融機関住宅ローン融資担当者達に

「リスケジュール」後を聞いてみると、

「ほとんどの方が通常の支払いには戻れない」

とよく聞きます。

つまり正常先には戻れずに「一般売却」「競売」「任意売却」

という道を選択するという結果が出ています。

 

この結果が示す通り、一度、返済の歯車が狂いだすと

元に戻すには相当の覚悟が必要だということです。

相当な覚悟で生活を変える必要がありますし、

その覚悟を長期間において維持する必要があります。

 

リスケジュール期間終了直後や終了数ヶ月後に再び

「リスケジュール」を希望して、延長・承認を得る方もいます。

 

しかし、いずれは金融機関より最初に借りた

返済条件に戻すことになります。

 

通常に戻った時に、返済不能に戻ってしまう方は、

「苦しい中リスケジュール時に払ったお金も払わなくてよかったお金」

になります。

つまり「無駄なお金であり損です」

 

リスケジュール行う前に考えること二点

1 この返済が苦しいのは一時的か継続的か?

2 マイホームを残す覚悟を持てるのか?

 

たったこの二点ではありますが、

二点とも一人でじっくり考えても

答えが出しずらく、

ついついリスケジュールという一時的に楽になる道を

選びがちですが、この判断はとても重要です。

 

現在、一%にも満たない住宅ローン変動金利の返済を

18%の消費者金融で補填される方もいます。

また友人・知人・親から借りる方もいらっしゃると思います。

 

返済に不安がある中で、常に夫婦間の口論が絶えず、

その末に離婚ということもよくあることですし、

返済に疲れ、精神的・肉体的な健康を失う方もいます。

 

マイハウスの意味

そもそも、家族が幸せになるためのものであり、

その象徴であるマイハウスが、

家族の生活の安定を失ったり、

家族の精神的・肉体的な健康を失うようでは

意味が全くありませんので、

リスケジュールを考える時に上記2点はよく

考えて欲しいと思います。

 

言い方を変えれば、このリスケジュールを考える時、

その時点で改めて

「マイホームを見切るのか?」

「マイホームを維持するのか?」

を深く考える絶好のタイミングになります。

 

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高齢者のリスケジュール

「老後破産」とよく耳にするようになりましたが

団塊世代を含め、高齢者とて住宅ローンの返済に困る方は

近年増加しています。

 

若い方なら本業での昇給の他に、

本業とアルバイトをして収入を増やしたり

と収入を上げる手段があります。

 

しかし、今後収入の増加する見込みのない高齢者が

リスケジュールを行うメリットがどのくらいあるのか?

と聞かれれば非常に疑問です。

 

Aさんの例

77歳のAさん。自営業で夫婦2人3脚でクリーニング店

を営んでいましたが

子宝には恵まれませんでした。

 

元々、Aさん自身も呼吸器系が弱く、

肺を拡げる薬を常時携帯する体でしたが

15年前、Aさんが62歳の時に、

奥さんが脳梗塞になりました。

自宅での商売であったこともプラスして、

約9年間献身的に介護した末に

他界したそうです。

 

70歳で住宅ローンの返済を終えたそうですが(リスケジュール1年含)

62歳より、仕事量も大幅にへったのか?へらしたのか?

は解りませんが収入は大きく減ったそうです。

また50代後半にクリーニング店の

機械を交換したそうで、その借金もかなり高額だったそうです。

 

奥さんの治療費・介護にかかるお金・自身の治療費用、

様々な費用がかかり

預金残高もみるみる減ったそうです。

15年間の疲弊でほぼ全てを失った。

 

奥さんが他界した後、男性独居老人として生活していたわけですが

(男性独居の場合、女性独居より生活費用は高額になりがちです。

一番は食事面だと思いますが、自炊できない。)

 

ほぼ、国民年金2ヶ月で8万円以外の収入以外無かったそうですが

1ヶ月4万円で食費・光熱費・固定資産税等を補うことは通常できません。

税金面の滞納も生じます。

 

売却しようとずっと思っていたけど、、、

生活保護申請をする場合、「自分の不動産を所持していない」ことは

大前提になります。

Aさんの場合、現金・預金がなくてもマイホームがあるので

生活保護を受ける権利がありません。

 

また、売却して現金を得ても老人ホームに入れるまでの

現金を得れるわけではありませんでした。

老人ホームを諦めて、普通の賃貸アパートに入ることも

年齢的には難しいことです。

 

全てに一長一短があり「リスケジュールの問題」というよりは

老後破産の難しい問題だと思います。

 

がしかし、Aさんも一度リスケジュールを行ったと聞いています。

何歳の時かはしりません。

 

「見切り千両」という言葉があるのとは反対に世の中には

「諦めたらダメ、諦めたら終わり」みたいな言葉も沢山あります。

 

どちらが正しいのか?全く解りません。

 

年齢を重ねる逆にどっちが正しいのか解らなくなり

尚更はっきり言えなくなる

今日この頃です。

ps:Aさんの場合、栄養失調気味でしたが、

   そんな状態でも市役所に相談に行くわけでもなく、

   近所に助けを求めることも無かったそうです。

   これも男性独居老人の典型です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

いじめ

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はじめに

私は教育の専門家でもなく、これから書くことも

整理された結論があるわけでもなく、輝かしい

解決方法があるわけでもありません。

つぶやき程度のことを2回連続で書かせて

もらいましたが

暇な方だけお読みください

役にはたちませんので

いじめ

子供の学校でのいじめ問題。大人の社会でもある「いじめ」

ですが、長年にわたり問題が起きるたびに、専門家・評論家

による議論がテレビのワイドショウを賑わせますが

いつになっても、有効な対策は打ててない気はします。

 

昔からある「いじめ」ですが、いつから社会問題にまで

なってしまったのか?定かではありません。

 

先生の大きな変化

 

昔から大人の社会でも、子供の社会でも「いじめ」

が存在している中、学校に限り、大きく昔と変わった

ものの1つに「学校の先生」が挙げられると思います。

 

昔の先生のようには「威厳・怖さ・自由」が無くなった。

もっと簡単にいえば「はったりもきかなく、校則に

従わせる、服従させることができなくなった」

または「その気持ちも希薄になった」

 

このことは、いじめを防げない最大の要因のようにも

思います。

 

前回「父親がピストルを携帯する重要性」を

書かせてもらいましたが、学校の先生にも「ピストルを携帯」

することは必要だと思う。

 

今の先生は全くの丸腰であり、所持する仕方・チャンスもないのかも

しれません。

 

本来、教壇は生徒の机から一段高い位置にあり、

生徒達をよく見える筈ですし、いじめの兆候は

見える・発見できる場合もあるはずです。

 

現代の先生には何が見えているのか?

見えてても、見ないのか?

 

結局は自信がない。

ワンストップで解決できないし

ピストルを携帯していない。

昔は必ずと言っていいほど

問題があると「体育の教師」

が出てきて、問題を解決していました。

何故か?

体育の教師は大抵は俗に言う「怖い先生」が多く

「ひっぱたく」から。

ピストルを所持し、はったりを効かせ、怖いイメージを

作り上げ、時にはピストルを抜き発射(ひっぱたく)

してました。

これだけのことですね。

 

先生が大きく変化した最大の理由は

「マスコミの影響」「マスコミが作る造語」(ひきこもり

体罰・登校拒否・いじめ)

だとおもいます。

 

マスコミにより、教育者として「できる範囲が狭められてきた」

ことに、他ないでしょう。

(今では体育の教師もおとなしいでしょう)

 

先生もマスコミの被害者?

 

昔ほどを親からの信頼・威厳もないので 

当然、仕事へのモチベーションは落ちる結果になり、

やれることが少ないので、「子供と距離を置く」

結果になると思います。

 

子供に何らかの悩み・相談を持ちかけられても

「応えてあげれない」可能性が高いなら

その応えてあげられない、自分へのがっかり感を

味あうよりは、悩み・相談を聞かない方が良いかも

しれません。

 

教師が距離を置けば、自ずと生徒も

必然的に距離を置くでしょう。

 

 

いじめを助長する教師は存在する

 

例えば、タクシー・バスの運転手さん。

お客を安全に目的地まで移動させる運転の

プロフェッシャナル。

 

この運転手さん、いくらプロでも所詮は人間です。

事故を起こす可能性は勿論ありますが、

現実には

事故をおこすドライバーは大体いつも同じ人らしいです。

 

「また、君?」みたいな感じらしいです。

何かプロのドライバーとしての「適正」「自覚」

に欠けるのでしょう。

 

「学校の先生も全く同じ」だと校長先生から聞いたことがあります。

これは校長先生達はみなよく知っていることらしいですが、

「いじめが起きるクラスの担任は同じ人が多い」

 

やはり、運転手さんと同じで、「適正」「教育者としての自覚」

に欠けるのでしょう。

 

 

言葉の大事さ・重要性

近年よく耳にする「登校拒否」「ひきこもり」

理由はさておき、とにかく家にこもる、又は学校に行かない。

 

これもおかしなもので、昔から「学校に行きたくない」

「家から出たくない」という子供はいたはずです。

 

小学生くらいまでなら、今も昔もその理由は

さほど変わらない気もしますが、、、、

 

我々の時代には「登校拒否」も「ひきこもり」

もまったく存在しなかった。

みな、学校には来ていました。

 

何故かといえば、「登校拒否」とか「引きこもり」

という「言葉」がなかった・知らなかったので。

 

そういうスタイル・選択があることを誰一人知らないし、

知らないから「学校に行く」ということは当然であり

ほかに選択肢はなかった。

仮病くらい?

 

いつから急激にこの「登校拒否」「ひきこもり」

が増えたのかは知りませんが、おそらく

「マスコミ」が言葉を作り、報道でこの言葉

を使えば使うほど、その数を増やしたのでは

ないか?と思っています。

 

こんな言葉が無ければ、ここまで登校拒否なんて

増えなかったじゃないかな?

 

僕の友人のケース

今から20年前くらいの話です。私の先輩に小学生を

中心に四人の子供と奥さんと暮らしている人がいました。

ごく普通の家庭です。

 

四人とも女の子でしたが、そのうちの一人の

娘さんが若干の知的障害者でした。

 

その娘さんがどうも「いじめ」にあっているらしく

「実はうちの娘がいじめにあっているみたいで、、」

という話は、その先輩から聞いていました。

 

初めてその話を聞いてから半年くらいたった、ある日、

その先輩がちょうど休日だった私の家に来て

「今日、下校時間に娘の学校に行って、いじめている子供

に直接注意しようと思うけど、、どう思う?」

 

と聞かれました。私はそれまでに、その先輩が

自分の子供を守るために、今までにどうゆう対策、

(例えば、担任に相談するとか、いじめている子供の親と話し合う)

を行ってきたかは知りませんが、その先輩の表情から察し

「良いと思いますよ。直接言った方がよいです。

 なんなら先輩、学校の近くまで車に乗せて行きますよ」

と答えました。

 

「じゃあ、お願いできる」という返事だったので

先輩を学校の近くまで乗せて行き、終わる迄そこに待機

していました。

 

どのくらいの時間、待っていたのかは忘れました。

帰ってきた先輩にまず私から

「そのいじめっ子に会えました?」と聞きました

浮かない顔で「会えたよ」と一言。

それ以上は聞きませんでした。

 

しばらく二人とも無言で帰路に向かっていましたが

先輩が一言「頭をひっぱたいた」と急に言いました。

 

要はそのいじめっ子の頭をひっぱたいた  という

ことですが、注意に行くはずが、どうしてそうなったのか?

そのいきさつは知りません。

 

その「ひっぱたいた」と言った瞬間から

その先輩は泣いてました。

 

娘を不憫に思って泣いていたのか?

悔しく泣いていたのか?

ひっぱたいたことが問題になった場合が怖くて泣いているたのか?

あるいは、その全てが重なり泣いていたのか?

 

私には解らなかったですが、一点だけ言えるのは

ひっぱたいたことに後悔はなく、「謝れと」その子供の親に言われても

謝ることはなかったと思います。

 

日頃から温和な先輩でありましたが、彼は大きな都市の

警察官。簡単にいえば公務員です。

その彼が「職を辞する可能性」さえあるこの行動を

今でもたまに思い出すことがあります。

 

この文章だけ読めば「いくら何でも、子供に暴力はまずいよ」

とか、「大人がやりすぎ」といった意見もあるとは思います。

 

しかし、先輩なりに「覚悟」を持って「ひっぱたいた」

ことには間違いなく、僕は「よくやった」と言わなかったが

心では思いました。

 

その後、いじめは全く無くなったそうですが

こういうケース「体罰と言うのか?」「暴力というのか?」

知りませんが、僕は父親として立派だと思いました。

 

 まとめ

犬・猫、他の動物はどのくらいで大人になるのでしょうか?

半年・一年・二年くらいでしょうか?

 

他の動物に比べ、人が人間になるまでの時間は非常に長い。

義務教育で考えれば15年間必要です。

 

近年はやりのマスコミが作った造語のおかげで「学校の先生」

だけではなく「肝心の親」までも子供の教育に萎縮を迫られる。

 

体罰体罰体罰

 

しかし、話をして理解できない子供を

どう導くか?解決方法が他にあるのか?

子供に困っている親は悩むわけですが、、、

 

結論から言えば「今で言う、体罰」以外無いと思う。

(因みに我が家では、娘が幼い頃にひっぱたくことを

元気玉飛ぶよ」とか『元気玉になっちゃうよ」と言ってました)

 

 

父親は家庭では絶対的存在でなければ

ならず、今風に体罰(この言葉がそもそもおかしい、

いやらし言葉)を与える必要は充分にあり

与える時には、

 

「なんで何回言っても解らない?」とか

「お前のために言ってるのに」とか

こんな言葉など全くいらない。

ただ、単にひっぱたく。

 

ひっぱたくことに専念する。

説教しながらひっぱたくのは

最悪。

行為が軽くなります。(やる方も苦痛ですから)

無言がいい。

 

理由は単純で「あたまにきたから」と

喋りながらやると言い訳と勘違いされる

一番の理由は「子供に考えさせること」

言葉がない方がよく考える

 

シンプルがいい。

あ、うちの親父「このラインから親父はキレるな」

 

子供によく考えてもらわないいといけない。

その理由を。

考えれば子供なりに対策もうち

子供なりに親父を考える時間が増え

誠に良いことだと思う。

 

すでに登校拒否とか引きこもり

になっている子供には「とことん負荷をかけるべき」

だと思う。

 

追い込んで

発狂させた方が早い。

 

その子の持つ「怒り」を

全部ださせる方が早いと思うし、

運動不足で体が重く、思考回路に

影響を及ぼしてるとも思う。

かなりの覚悟が親にも必要ですが。

 

最後に、母親の方がもし読んでいたなら

 

嘘でもいいから日頃から父親のことを

子供に褒めるべきだと思う。

 

 「うちは父さんの言うことは絶対」みたいな

発言を日頃から繰り返し、嘘でもいいから子供の前では

父親中心の家庭ルールを子供に示している母親がいる

なら、こういう家庭は子供の問題などには全く無縁だと思う。

非常に賢い女性のやり方。

 

こういう家庭の子供はいくつになっても

母親とよく話をしたり・よく相談したりすることが多いと思うし

素直な子供が非常に多い。

 

母親は父親の10倍くらい影響力があるのだから

「話やすい」「相談しやすい」ことは

理屈ではなく 「ホット」する

無言の安心感を子供に与えると思う。

 

「友達みたいな親子関係」を望む若い人の発言を

たまに聞くことがあるけど

これは母親ならできるが、父親には向かないし

やるべきではないと思う。