一寸先は光なり

不動産全般・住宅ローンに不安のある方へ

住宅ローンが払えないと悩んだ時に最も大事なこと

f:id:ninbainanto:20200118155707j:plain

 

住宅ローンの返済が苦しい

毎月、毎月の住宅ローンの返済が「非常に苦しい」または「すでに払えず、滞納がはじまってる」こういった方は現在「10軒に1軒の割合で存在する」とも言われています。

潜在的な予備軍等の数字を入れた割合なのか?それとも金融機関への継続的な住宅ローンの滞納者の数なのかは解りません。、、、、
しかし、こういった統計があるのは事実です。

 

住宅ローンの返済に非常に頭を痛める日々の生活に「もう疲れてきた」とか
「もう家を売りたい」とか「折角手に入れた家を絶対に守りたい」とか
家やローンに対する気持ちも、人それぞれだと思います。

 

住宅ローンはご存じの通り、家庭の可処分所得に対してかなり大きな支出、
ダメージを与えるローンであることは言うまでもありません。

 

ですから、この大きなローンにつまずきが生じると様々ものに影が生じてしまう
ご家庭は少なくありません。
金銭関係・家族関係・仕事関係・精神的不安、、、

夫婦関係に非常に暗い影を落とし、毎日、口論の末、口もきかなくなる夫婦もいるでしょう、、、そんな状態では「住宅ローンの返済」について前向きな話合いをすることもなく、精神的にも非常に不安定な状態が続きます。住宅ローンの返済が発端になり
結局、離婚に至るケースも少なくはありません。

 

家族が幸せになるためにマイホームを手に入れたわけですが、、
結果的には全く逆の結果。

 

又は、住宅ローンの返済のため高利な消費者金融よりお金を借りて、返済に充てる。
「おいおい、いつまでこんなこと続けるのか?または続くのか?」


借りる度に自分でも罪悪感と借金額が増えていく不安が続き、これも精神的には
良いわけもありません。

 

人間はそんなに強いものではありません。現在の不安・恐怖、将来の不安・恐怖
住宅ローンの返済が苦しい中、考えれば考えるほど、その不安や恐怖は想像以上に膨らんでいきます。

 

「こんなんで完済できるのか?」「来月もまたお金が足りない」「またお金を借りるのか?」「子供の習い事の月謝が払えるのか?大学なんて行かせられるのか?」「ライフラインが止まりそうだ」
「マンションの管理費用・修繕積立金も払ってないので住人にも会いたくない」
「税金?また役所から督促が来てる」等々、挙げたらきりがないないほど
不安や恐怖は沸いてきます。

 

人にもよりますが、あまりに不安や恐怖が沸いてしまうと、逆に人間は
思考が停止します。「もう考えたくない」「なるようにしかならない」「知らない」
「私は悪くない」「別に、、、」

 

もう家なんていらないし、競売になろうが、借金が多く残ろうが「知らない」
「関係ない」「もう、面倒です」こういった方は、これも覚悟の1つのなので
これはこれで尊重しますし、実際こういった方も相当数います。

 

しかし、「家を残したい」とか「家の売却は覚悟しているが、新たな生活には借金を残したくない、またはできるだけ借金を少なくしてリスタートしたい」「子供がせめて小学校を卒業するまでは学校や家を変えたくない」等々で悩まれている方は是非、1つのことを考えてもらいたいです。非常にシンプルなことです。

 

f:id:ninbainanto:20200118174513j:plain

今、、どこにいるのか?

大小に限らず、学生時代や社会人になってから「登山」をされたことのある方は
多数いらっしゃると思います。
誰もが山頂を目指し、苦しいことの方が圧倒的に多い「登山」に臨むわけです。


山頂に到着した時の眺望や、昼食、人によっては酒宴を楽しみに登頂するわけですが
その登山の途中では様々な困難に遭遇する可能性があります。

 

急激な天候変化・転落によるけが・体調の悪化・道を間違えた・友人とはぐれた、、、
こういったことが現実的には「いつ?誰におきても」おかしくはありません。


たまにニュースで見かけますが、「たいした山ではないと思い甘く見てて装備を怠った、または計画が甘かった」ことにより、大きな事故につながってしまった報道を見ることがあります。

 

しかし、自然相手ですので、トラブルに遭遇した時には一体どうしたらよいのでしょうか?

 

自分が今、大体どこにいるのか?の重要性

困難・トラブルに遭遇した時に、誰もが「このまま登るのか?」または「断念して下山するのか?」または「現在の場所にとどまるのか?」を考えると思います。
誰もが山頂を目指し、また登頂できると思い登山を始めるわけですが、、、

 

様々な理由により、登の?下る?という選択肢に迫られる場合があります。
考える、選択する時間も切羽詰まるくらい限られたものかもしれません?

 

このような状況下、最良の選択をするために一番大事なことってなんでしょう?

自分が今、どこの位置?山のどのくらいの場所・位置にいるか?
一合目なのか?五合目なのか?これが解らずに適切な判断ができるでしょうか?

 

例えば、足と腕に大きな怪我をして、このまま登れば山小屋がありそこで
救出を待った方がいいのか?または圧倒的に下山した方が安全が保てるのか?
又はその場にいて助けを待った方が良いのか?

 

こういった判断をする時に、自分が今現在、どの位置・場所にいるのか?
これが解らずにどうやって判断できるでしょうか?

 

近年は携帯電話の普及により、山によっては携帯により助けを求められるかもしれません?しかし、携帯があっても、自分の位置・場所を大まかでも理解していた方が
救出される時間も早いでしょう。山の捜索は嘘か本当か?費用も高額と聞きますので
早く見つけてもらった方が費用も安いのではないでしょうか?

 

住宅ローンでも同じこと

住宅ローンの返済が「苦しい」「返済ができない」方もこれと全く同じです。
現在の自身の状況を早く、正確に知らなければ、問題が解決されることはありません。

何故なら「何一つ始めることができないからです」
どこから手をつけていいか?
わからないでしょう。また、そのイメージも湧かないと思います。

 

家庭環境・収入問題・子供の有無・年齢・残債・現在の不動産価値・健康面、、、
人それぞれ違います。

 

早急に下山した方が良い方、回り道をしてでも登頂を目指した方が良い方、当面現在の場所に留まり様子を見た方が良い方、様々ですが、、、、

 

どちらにしても、

住宅ローン問題に直面した時に最も大事なことは、
自分の現在の状況を早く、正確に知り、かつその事実を理解、受入れることが
非常に大切です

また、理解・受入れた後に「現状から全てをあまり変わりたくない、変えたくないと思うのであれば、自分が変わる必要が必ずあります。

 

繰返しになりますが

「変わらないために、変わる必要があります

 

ご自分で現状を正確に把握できる方は、自分でよくよく今後のことをお考えください。

 

「自分では無理・できない」と思う方はやはり「各種専門家」に
相談することが一番の近道だと思います。是非変わってみてください。

 

不動産屋・ファイナンシャルプランナー・金融機関・役所・弁護士等
悩み・問題によって相談する場所も変わってきます。

 

最後に

マイホームが全てではありません。
肉体的にも精神的も健康な家族がそろってのマイホームです。
大事な物の順番だけは間違えないでください。

 

病気も検査しなければ、治療を始めることは
できないのではないでしょうか?、、、、

 

 
www.tsuruhou.com