一寸先は光なり

不動産全般・住宅ローンに不安のある方へ

親子間売買・物上保証・横浜

 

本日は横浜に住宅査定へ行ってきました。明日も横浜ですが、、

 

私の好きなホテルの「ホテルニューグランド」名前がなんとなく響きがいい。矢沢永吉の「ニューグランドホテル」という歌はこのホテルなんでしょうね?

 

今から10年以上前、当時小学生の娘の夏休みにこのホテルに2泊した時(私の自宅はこのホテルまで車で1時間かからないので泊まる必要はないのですが泊まってみたかった)

 

高級ホテルのイメージが強かったので当初より夕飯は奮発する覚悟がありました。何か美味しいものを娘と一緒に食べたい、、、。ドラマで見るような高級フレンチで娘とデイナー・デート  みたいのを夢見ていました。

 

昼間にお台場に遊びに行き、3時ホテル到着。時間もばっちり、後はデイナーを待つばかり。当然私はどの店でも対応できるように、ホーマルな衣装は別途持参しています。

娘の衣装もこの日のために新調しました。ばっちりです。

 

7時頃、お店に着けばいいかな?と考えていたので、5時前に私は娘に聞きました

「何食べたい?フレンチ?イタリアン?中華?ホテルのレストランで食べる?」

みたいなことを。

 

「最初はビールで、あとは何を呑もうかな?」

「ワインかな?かっこよくジャックソーダか山崎ダブルストレートとかにしようかな?」

と頭の中をぐるぐる妄想している時、信じられない娘の言葉が私の耳に入ってきました。

「パパ、セブンイレブンの梅おにぎりと昆布おにぎりが食べたい」

「おいおい、嘘だろ?」

「そんなこと言わないでどっか行こうよ」

「せっかく来たんだからさ」

しかもおにぎりの中で一番地味じゃん、、、

ホテルだぜ、、、みたいな、、、

 

その後、いかなる説得にも応じてもらえず、私と娘はコンビニにおにぎりを買いに行き

部屋で食べました。何故か大好きなカップ味噌汁あさげ付(夜なのに)

 

今思えば、あの日、あの時、あの場所が格好いいパパになれる最後の時でした。

今後私が 館 ひろしになれることは無いと思います。また二度とお泊まり頂けることもないでしょう。いつ見ても当時を思い出す、思い出のホテルです。(笑)

 

親子間売買、どうにか息子に残せないか?

 

このご相談は本日の相談とは違います。プライバシー保護のため具体的相談事例の場合ランダムに書きます。(場所も特定できません)

 

相談者Aさんは70代の男性。今から25年前にご自分の不動産(全9室の収益物件)を

親戚の会社の債務のため物上保証した案件です。

 

簡単に言えば、親戚の会社が金融機関より融資を行いやすいように、金融機関に担保提供したということです。

 

当時は景気もよく、相談者様の奥様、親戚の女性もこの会社の事務員として働いてました。(これがこの話のネックです)

会社はかなり成長し、この会社自体もある程度、不動産を所有するようになったそうです。その後、かげりが見えはじめ、これから債務整理が始まるようです。

 

状況から考えるとAさんの不動産はまもなく競売になると思います。

 

このAさんの不動産を息子に残せないか?という相談です。物件自体に債務はありません(ローンなし)

 

物上保証の場合、自分の不動産をもって他人の債務を担保するわけですが、保証人と違い、債務者の債務を全部返済するということはありません。提供した不動産、不動産価値を失う有限の責任になります。

 

さきほどネックと書きましたが、時代の良い時、景気の良い時に担保提供を外してもらうことが出来ていれば、こんなことはなかったかもしれません。そのことをAさんに聞くと、「女房と親戚が世話になってて最初は言いずらかった、その後物上保証していたことを忘れてた」という話でした。

 

通常、息子さんが一般的サラリーマンであれば、相談状況からして充分に親子間売買が成立する内容でした。

しかし、大変重大な事実が判明しました。息子さんが諸事情により一年前から仕事をしていませんでした。また今後も当分働けない状態。

源泉がとれません。給与所得を証明するものがありません。

 

給料を証明するものがあれば、たとえ収入が少なくても、収益物件の価値で融資は出ます。(満額は出ない)しかし、収入を証明するものが全く無い場合はアウトです。最低直近3ヶ月分は必要になります。

 

結論から言えば、融資する金融機関は無いと思う、又は私はこの現状で融資を行う金融機関を知らない旨をお伝えしまえました。

まだ時間はあるのでいろいろ考え、いろいろな不動産関係者にも相談してからの決断になるでしょう。