住宅ローン・相談する業者選びについて
数ある不動産会社から選ぶ難しさ
「競売になってしまった」「住宅ローンが払えない」「住宅ローンの滞納が始まった」「おそらく来月は払えない」「離婚するので自宅をどうすうるか迷っている」
等々、問題が生じた時に「どこに相談しよう?」と迷う人は多いと思います。
「大手不動産会社?」 「街の不動産屋?」「弁護士?」「司法書士?」
「任意売却専門の不動産会社?」
辯護士・司法書士
辯護士と司法書士に相談に行くのは「場違い」です。「自己破産」を考えていても時期尚早です。「自宅を売却しなくても済むのか?「」「売却する以外、選択肢がないのか?」「売却するなら大体、いくらくらいで売れて借金が残るのか?
残るならどのくらい残るのか?」
このことが全く解らないうちに「自己破産」の話をするのは無駄です。
「離婚が伴う住宅ローンの問題」であっても、弁護士に相談するのは時期尚早です。お金(ローン)の問題は時間的な制約があります。離婚はいつでもできますが、、、、
結論から言えば「住宅ローンの問題」が生じた時に最初に相談に行くのは
不動産業者に限定されます。
大手不動産会社
大手不動産会社に相談に行くという選択肢も良いです。
大手は正直に言えば「売却するか、しないか?」という相談業務は
得意ではないと思います。1人の営業マンが抱える物件数も多いのが
現実ですので「売却」の意思が固まっている方には適しています。
但し、「大手だからすぐ売れるとか、高く売れる」と思っている方が
たまにいますが「全くの妄想」です。現代は「インターネット」で
売る時代ですので「東京の不動産」を「沖縄」の不動産業者が取扱っても
問題はありません。
一流デパートに「ウインドウショッピング」を楽しむ人は沢山いるでしょうが
一流デパート「買う」かは全くの別問題です。
大手で「任意売却」行った場合、「不動産手数料」は通常通り
払うかもしれませんので「事前確認」した方がよいです。
町の不動産屋
全く問題はありませんが、「任意売却」等を全く知らない不動産会社も
現実的にはあります。一概には言えませんが「年輩」の方が経営している
不動産会社はそうゆう兆候があるかもしれません?
任意売却専門会社
債権者が複数いるとか、税金の滞納がある、または滞納額が大きい。
こうゆうケースの場合、「非常に根気」のいる作業が伴いますので
任意売却をよく扱う会社の方が良いかもしれません?
大手のような大きい会社はありません。(ホームページ上は弁護士などを露出させて大きく見せますが)大きさ的には町の不動産会社と変わらない会社が
ほとんどです。
一般的に「任意売却専門」の会社は「不動産手数料は無料」の会社が多いです。
たまに「不動産手数料50%返金」といった広告を見ますが、手数料を頂かないので、返金するお金がありません。
結局どこに行けば良いか?
もし、任意売却を行う可能性があるならば、任意売却の場合
時間的な縛りがあることが多いので「最初に決めた不動産会社」を
出来れば変えない方が良いです。
そのためにも「数社に相談に行く」ことが大事になります。(3社くらい)
会社ではなく「担当者」の方が大事になります。
「相性のいい」「信頼できる」担当者を選ぶことが肝要だと
思います。
医者でも、辯護士でも、美容院でも、店ではなく「担当者」が
大事です。人がやることですので、、、、
但し、数社行くうちに「非常に不安ばかりを煽る」会社もありますし
「売却」一点張りの会社もあります。
気にしないで「早々に引きあげた方が無難」です。
ps:「現在他社に売却を頼んでいるのですが、、、」
こういった方の多く寄せられる不満として
・全く連絡をくれないので、どうなっているか解らない
・一度も「お客」が家を見に来たことが無い。全く売れない
こういった「最初ばかりで、その後全く知らんぷり」という
話はよく聞きます。
「売却」に関しては「100%売却できる」 と保証できる会社は残念ながら
一社もないです。
が、今までに「これじゃあ売れないよ」というケースがあります。
・不動産会社専用サイト「レインズ」に登録をしていない。
不動産会社はこの「レインズ」というインターネット上の情報を元に「お客様」
に物件を紹介することが多いです。この情報サイトに「物件」が載っていないことは致命的になります。理由は割愛しますが、故意にそうしています。
必ずレインズ登録したことを確認した方が良いです。
・債権者の同意を全く取っていない
任意売却の場合、「債権者の同意」は絶対的に必要なものです。
実際には「全く債権者の同意」を取っていないケースが2度ほどありました。
これは「時間の無駄」でしかなく、債権者の感情を非常に悪くしたケースです。
「その不動産会社が知らなかったのか?」「初めからやる気がなかったのか?」は知りませんが、売れるわけありません。