住宅ローン・税金の滞納公売

税金滞納による公売

競売が裁判所によるオークションだとすれば、公売は国・地方自治体のオークションになります。

法的に言えば、競売が民事執行法

競売と公売は内容的には似ています。支払いの滞ってる住宅ローンの換価のための競売

支払いの滞ってる税金の換価のための公売。

税金滞納している方の不動産や動産・給料（保険）などを差押え換価します。

というか、お金になる物は何でも換価？

競売と公売どちらが怖いか？と言えば、間違いなく公売。

理由は時間に余裕がないから。

税金の滞納による差押えは「自力執行権」が認められているために裁判所の許可を必要としません。徴税職員が職権で差押えます。

また滞納者に対して事前に連絡や同意も必要としません

住宅ローンの滞納と税金の滞納どちらから払えばいいか？と聞かれたら

税金の滞納から払う。（これはケースバイケースですが、、、）

役所等による税金滞納による不動産・動産・給与等の差押えに金額の多寡はなし。

むしろ低額の方が回収できる可能性が高いので早い気もします。

また給料の差押えも実際に行います。ここで会社等にバレてしまうので要注意。

手取の四分の一までは抑える権利をもっています。

公売で気をつけて欲しいのは自治体が取りやすい、回収しやすい人が一番狙われやすい

例えば住宅ローンの無い人。家を差し押える価値が充分にあります。住宅ローンの残債務が少ない人もそうです。差し押えた物がお金にならないと差し押える意味がないので

任意売却を行う際、役所の差押えがある場合、差押え解除に応じて貰う必要がありますが横浜市・埼玉県さいたま市などは全額納付以外は解除に応じない可能性は高いです。（分割払に応じない）

また今後自治体は回収業務を民間に委託する可能性があり、今後の「取り立て」は

今までよりは厳しい対応になる可能性が高い。

公売で意外な盲点として、一人暮らしの老人。ボケが進行していて払うのを忘れてる、

または督促等の手紙を一切開封せず公売に知らぬ間になっていた。

1人暮らしの親のいる方はたまに確認した方が良いです。延滞金が無駄になります。

絶対に逃れられない各種税金。自己破産しても御上は許しません。

滞納がある方は食費代や嗜好品、娯楽代を削ってでも返済した方が良いです。（延滞金が非常に後から重くのしかかります）

近年、急速に自治体の対応は変化しています。非常に厳しい

一寸先は光なり