一寸先は光なり

不動産全般・住宅ローンに不安のある方へ

住宅ローン・競売になってしまう人の1番の理由

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すでに競売になってしまっていて現在、将来の不安や焦り、または怒りや苛立ちを持ちながら毎日を過ごしている方もいらっしゃると思います。

 

「期限の利益」を喪失すると残念ながら「現金」で買い戻す以外には、自宅を維持することはできません。(月々の分割払いで不動産を購入する権利を失うことを期限の利益の喪失と言います。つまり期限の利益を失うと金融機関は一括返済を請求します。

一括で払えない場合、競売になります)

 

競売になってしまった方の多くの方が思うことに「こんな大きなことになるとは思わなかった。」ということです。「こんなに簡単に家を取られるの?」と思う人もいるでしょう。

金融機関から届く書類を最初は開封して見ていたけど、徐々に「どうせまた支払いの催促でしょう」といった具合に開封しなくなってしまったり、そもそも、開封して読んではみたけど、そんなに重要な内容だとは思ってなかった。という方は非常に多いのが現実です。

 

競売になってしまった人の多数が「知識不足」や「認識不足」から、結果的には「競売」になってしまっています。

 

しかし、金融機関から送られてくる「督促状」や「催告書」または「期限の利益喪失予告書」を不動産業界の人間に聞いても、しっかりとした回答ができる不動産屋は3割未満だと思います。競売についても全く知らない不動産屋は多々います。

 

不動産業界の人間でも知らないことを、一般の方が「各通知書の意味」や「各通知書の重み」を知る筈がありません。また6ヶ月前後の滞納で「競売」になってしまうということも知らなくて当然なのです。

 

「こんなことになるのなら、もう少しなんとかしたよ」と思っている方は

ことの他多いのが現実です。

 

すでに競売になってしまっている方

 

 

競売になられた方の大多数が「つい最近までは住宅ローンを払っていた」人です。だから競売という現状を「受け入れにくい」と感じている方も多数いるでしょう。

 

しかし、裁判所の対応は極めて事務的であり、裁判所の都合により売却へと確実に進行していきます。

 

肝心なことは今後どうするのか?になりますが、知識不足、認知不足により同じ失敗を繰り返す必要はないと思います。今後、売却方法は「競売」か「任意売却」の二社択一以外はありません。

 

「任意売却なんてよく知らなかった」ということは避けて欲しいと思います。

競売になってしまった方は是非、不動産会社に相談してみてください。

話を聞いてから判断すればよいことです。